• 北海道でインバウンド観光アピール。学生がデザイン・ボランティアに活躍

    2018年12月11日

    カテゴリー:民泊市場, 関連サービス タグ:

    北海道コカ・コーラボトリング株式会社と公立大学法人札幌市立大学は、インバウンド向けの「着物デザイン自動販売機」を協働で設置した。この自動販売機は外国人観光客をターゲットにして、着物や毛筆をデザインに取り込んで作られており、インバウンド需要の拡大を狙う。

     

    この自販機は、北海道と日本文化の融合をテーマに学生がデザインを担当している。外国人に人気のある着物や筆文字を前面にあしらったデザインのこの自販機は、10月24日から札幌市にある定山渓物産館中央店に設置されている。単にデザインにこだわるだけでなく、SNSの写真サイズも考慮し、カメラで全体が写るようにスリムになっている、デザインした学生の名前を大きく書くなど、多方面への気遣いも込められている。

     

    また北海道・遺愛女子高英語科の生徒は、語学学習の一環として通訳ボランティアを行っている。函館の市場を案内したり、クルーズ船で訪れた外国人観光客をもてなしたりと、幅広く対応しているとのことだ。このボランティアは定時的に行われており、学生たちが日本のおもてなし文化をアピールしながら、日ごろ磨いた英語力を試している。

     

    今回ご紹介した2つの取り組みのいずれにも学生が深くかかわっていることから、北海道では学生のインバウンド活動へのかかわりが盛んなようだ。こうして将来に向けた人材を育成することも、インバウンド対策のひとつだといえる。

     

    参照:https://inboundnow.jp/media/news/4437/