• 北海道・倶知安町、2019年11月に2%の宿泊税導入へ

    2019年1月21日

    カテゴリー:民泊市場 タグ:

    12月13日、山岳リゾート地のニセコを有する北海道・倶知安町は、民泊を含む宿泊施設を対象とした宿泊税を導入する条例案を提出した。この宿泊税制度の導入は、2019年11月1日となる見通しだ。

     

    導入される宿泊税の税率は1人あたり、一律で1部屋または1棟の宿泊料金の2%と定められている。対象となるのは素泊まりの料金トそれにかかるサービス料であり、それ以外の消費税や入湯税などのサービスは対象外となる。このうち、明確に食事代等を分けられない場合は、提供される食事回数にお維持て支払金額から差し引かれる。また、修学旅行生や引率の教員、あるいは職業体験やインターンシップのために宿泊料金を支払って宿泊する学生は、学校からの届出があれば免税となる。

     

    徴収された宿泊税は、今後倶知安町がリゾート地としての質と魅力を向上するための施策に充てられる。具体的には交通網の整備や環境保全、観光人材の育成などの観光インフラの整備、新幹線を意識したまちづくり等の施策を挙げている。

     

    これまで東京都・大阪府・京都市が宿泊税を導入し、金沢市は2019年4月1日に導入を予定している。しかしながら、定率性での宿泊税の導入は、今回が初となる。ニセコは世界的に有名なスキーリゾートであり、インバウンドからも高い人気を誇っている。この宿泊税の導入が、倶知安町の保全と発展に貢献することが期待される。

     

    参照:https://min-paku.biz/news/kutchan-hokkaido-accommodationtax.html

    http://www.town.kutchan.hokkaido.jp/town_administration/AccommodationTax/

    https://min-paku.biz/hokkaido/kutchan-town