• 楽天トラベル、インバウンド人気上昇都道府県ランキング発表。1位は鳥取県

    2019年3月17日

    カテゴリー:民泊市場 タグ:

    2月8日、旅行予約サービス「楽天トラベル」は独自集計した「2018年 訪日旅行人気上昇ランキング」を発表した。本調査のデータは2018年1月1日~12月31日の期間中、楽天トラベルの外国語サイト経由の宿泊人数を元に集計されている。

     

    前年同時期の伸び率が高い順に集計を行った結果、1位となったのは伸び率189.6%の鳥取県となった。鳥取県は前年の調査でも3位にランクインしており、近年外国人旅行者からの注目が集まっている。その理由の一つとして、日本のアニメ作品にまつわる名称を持つ「米子鬼太郎空港」「鳥取砂丘コナン空港」の2つの空港施設を要するほか、漫画「名探偵コナン」の作者出身地に立つ記念館が人気の観光スポットとなっていることがあげられる。日本のアニメーションが、世界で愛されていることの表れでもあるだろう。

     

    また第2位の福島県は、特に会津若松・喜多方エリアに人気が集まっている。具体的には、会津若松駅と新潟県の小出駅を結ぶJR只見線が、その秘境の風景の美しさが「世界で最もロマンティックな鉄道」としてアジアを中心にSNSで話題になったことが要因とみられている。また第3位にランクインした岩手県では、いわて花巻空港に台湾との直通線が就航したこともあり台湾からの宿泊予約が好調だ。

     

    観光庁の宿泊旅行統計調査によれば、都道府県別ののべ宿泊者数では東京都・大阪府など都市部の人気が高いとみられている。しかし近年、モノ消費からコト消費へと観光スタイルが変化してきたことがきっかけで、日本ならではの体験に参加するため、全国各地でニーズが高まっている。今回のランキングでは、その結果が見事に反映されたといえるだろう。

     

    参照:https://min-paku.biz/news/rakuten-travel-report-201902.html