• 民泊仲介業者各社、ダイナミックプライシング導入へ

    2019年4月24日

    カテゴリー:民泊市場 タグ:

    インターコンチネンタル・ホテルズ・グループは、2018年第4四半期の財務報告にて「ダイナミックプライシング」を年内に導入する計画を明らかにした。

     

    ダイナミックプライシングとは、重要や供給の状況に応じて宿泊価格を変動させることで売り上げの最大化を狙うという計画のことをいう。元々はアメリカのNFL(アメフト)やメジャーリーグ、NBAなどで導入が進んだもので、昨今ではホテル業界でも注目されてきている。日本ではUSJが2019年1月から、名古屋のレゴランド・ジャパンが2018年の夏からチケット価格を変動性に切り替えている。

     

    また最近では、インドのホテルベンチャーOYOがホテル価格にダイナミックプライシングを導入。OYOは2013年の創業以来、急速に成長を遂げたユニコーン企業であるが、その成長速度の要因の一つがAIを利用した価格調整だ。具体的には様々なデータをもとにして、1日に4300万回の価格調整を行い、稼働率を高めている。

     

    またこの価格変動制の導入ラッシュの中で、あえて価格固定化を売りにするホテルも出てきている。例えば、星野リゾートが軽井沢に開業した若者向けのブランドホテル「BEE5 軽井沢」だ。このホテルでは35歳以下は1泊1室16000円の固定額プランを利用できる。同社の狙いとしては、20~30代に注目されやすい宿泊価格をあえて固定化して旅のニーズを満たし、将来の旅を活性化させることだという。

     

    参照:https://airstair.jp/oyo-dynamic-pricing/