• インバウンド客が日本で困ったことランキング。コミュニケーションへの対策は?

    2019年5月17日

    カテゴリー:民泊市場, 調査 タグ:

    日本に来た外国人観光客が困ったことは、観光庁が発表しているアンケートから読み取ることができる。2019年3月に発表された最新版において、上位5つの項目は「施設スタッフとのコミュニケーション(20.6%)」「無料の公衆無線LAN環境(18.7%)」「公共交通機関の利用(16.6%)」「多言語表示の少なさやわかりにくさ(16.4%)」「クレジットカードやデビットカードの利用(10.0%)」となっていた。

     

    特に数年前から問題として挙げられているのは、全体のおよそ2割を占めているコミュニケーションの問題だ。この項目に限ったことではないが、2016年以降アンケートの上位項目にはほとんど変化がなく、対応が思うように進んでいないことが読み取れる。

     

    アンケートによれば、コミュニケーションに困る場所は「飲食店(28.5%)」「鉄道駅(17.4%)」「小売店(16.2%)」などがあげられている。またこのほとんどの場合において「スタッフは英語を話そうとしているが、スキルが足りないように感じる」といった指摘がされていた。

     

    インバウンド客も翻訳アプリやジェスチャーを使う、周囲の人の助けを借りるなどして対応をしているともあるが、未だ多言語対応が可能なスタッフの採用や教育が追い付いていないのが現状だといえる。逆に言えば、翻訳アプリなどを導入するだけでも、インバウンド客が感じるストレスを軽減することも可能だ。

     

    参照:https://inboundnow.jp/media/knowhow/6956/