• オリンピック組織委、ホテル大量に仮押さえ チケット当たっても宿泊できず…

    2019年11月25日

    カテゴリー:民泊市場 タグ:, ,

    来夏の東京五輪チケットの当選が発表され、会場で観戦する人たちの期待が高まっている。しかしそんな中、「チケットが当たっても、ホテルが予約できない」という新たな問題が発生している。

     

    大会組織委員会はすでに、国際オリンピック委員会(IOC)や各国の五輪委員会、競技団体などの関係者向けに、会場周辺のホテル計約4万6千室を仮押さえしているという。独自に宿泊先を確保する団体もあるため一定数は不要になる見込みだが、必要な客室数が把握できるまでは予約をキャンセルできないということだ。約200か国から訪れる大会関係者らの宿泊先調整に時間がかかるため、確定時期はおりん現在のところ「未定」だとされている。

     

    抽選結果の発表後、ホテル側にも問い合わせが殺到している。1日百数十件の連絡があるにも関わらず、客室全てが組織委に抑えられているため予約に応じられない、というホテルもあるとのことだ。その後も1日数十件の問い合わせに追われているという。現在、都内の1000室規模のあるホテルは問い合わせ対応の為、当選発表後の21日から複数言語のホームページで「五輪期間中の予約は受け付けておりません」との案内文を載せている。

     

    大会期間中、首都圏には約1千万人が訪れるとの予想が立っている。2012年のロンドン大会を参考に客室数予想を立てると、民泊やホテルシップを含めれば客室の数は足りる、とみる専門家もいる。

     

    しかしグレードの高いホテルや会場に近いホテルは予約が取りづらくなることも考えられる。宿泊先には、新幹線などで1時間圏内の群馬や静岡までを検討に入れてもよいだろう。

     

    参照:https://digital.asahi.com/articles/ASM745JBGM74UTIL034.html?_requesturl=articles%2FASM745JBGM74UTIL034.html&rm=214