• さらなるインバウンド拡大へ 中国人観光客のビザ申請、2020年4月から電子化

    2019年12月12日

    カテゴリー:民泊市場 タグ:, ,

    7月29日、外務省は中国人観光客のビザ申請を、中国国内(香港以外)の7つの在外公館にてオンライン受付を開始すると発表した。合わせて、電子ビザの導入も予定しているとのことだ。

     

    今回の措置は、ビザ手続きの簡素化によりインバウンドの増加をねらうほか、在外公館のビザ発給業務の効率化・業務軽減、不法入国防止などの目的で行われる。オンライン申請の対象になるのは中国人の団体・個人観光用の一時ビザで、取得すると90日の滞在が可能。これは日本側が指定する旅行会社を通じて申請し、中国にある日本大使館や総領事館が発給する。

     

    外務省によると、2019年5月から北京の日本大使館でオンライン申請のテスト運用が開始されているとのこと。7月30日からはすべての旅行代理店から団体観光一次ビザのオンライン申請の受付を正式に開始しており、今後は個人観光一次ビザもオンライン受付が開始される予定だ。

     

    中国人観光客が日本国内で消費する金額は、消費額全体の34%にあたる1兆5450億円といわれる。日本経済への影響も非常に大きいといえるだろう。今後政府は中国のほかインド・ロシアなどのビザ発給要件も緩和していくという。

     

    参照:https://min-paku.biz/news/china-visa-202004.html

    http://www.mlit.go.jp/common/001283138.pdf