• インド発ユニコーンOYO、世界2位のホテルチェーンに

    2019年12月4日

    カテゴリー:民泊市場 タグ:, ,

    ホテル・不動産ユニコーンのOyo Hotel&homes(オヨ・ホテル&ホームズ)は7月18日、展開するホテル客室数を110万室まで拡大し、客室数では世界第2位のホテルチェーンになったことを発表した。

     

    OYOはこれまで毎月9万室のペースで客室を増やしており、131万室を要するホテルチェーンであるマリオット・インターナショナルに迫る勢いだ。このままのペースを維持すると、あと数か月で世界最大規模のホテルチェーンとなることになる。マリオットがホテルに進出したのが1957年であり、現在の客室数に至るまで62年を要した事を考えれば驚異的なペースといえよう。

     

    OYOが驚異的な成長を続ける背景にあるのは、ビッグデータやAIといった最先端のテクノロジーの活用にある。全世界で1千万件以上のビルデータベースを活用し、物件の契約締結にかかる日数を大幅に短縮することで、急速な物件拡大が可能となっている。さらにインテリアデザインにもAIを活用し、アルゴリズムによって客室に置く設備や壁面の素材を自動で選択するため、客室の稼働率も3倍に上がっている。さらにAIを使い、売上最大化の要都も言える客室単価の設定にもAIを採用。毎時14万4000件にのぼる解析データをもとに1日当たり5000万件もの価格調整を自動で実施している。

     

    日本でもOYOのホテルは急拡大を始めている。日本には現在41軒、そのうちの18軒が京都にあり、施設数が急速に伸びるのも先のことではなさそうだ。

     

    参照:https://airstair.jp/oyo-2nd-largest-hotelchain/