• インバウンドのレンタカー利用急増、観光庁調査

    2020年1月27日

    カテゴリー:調査, 関連サービス タグ:

    観光庁が主要6空港(新千歳、羽田、中部国際、関西国際、福岡、那覇)にて帰国直前の訪日旅行者を対象として、日本国内での移動手段に対する調査を行った。結果は鉄道70%、バス54%、新幹線29%、タクシー28%、レンタカー12%、航空機(国内線)が11%となった。またこの中でレンタカーに注目してみると、訪日回数別のレンタカー利用割合は1回目が7%、2回目が12%、3回目・4回目が13%、5回目以上が55%となっている。

     

    この結果から1割以上の訪日外国人がレンタカーを利用しており、また訪日回数が多いインバウンドほどレンタカーの利用割合が高くなっていることがわかる。日本旅行に何度も来るリピーターだと都市部の主な観光地は来訪済みで、地方のコアな観光スポットまで足を伸ばしたい傾向があるため、レンタカーでの移動が多くなるということだ。いずれにせよリピーターが増加することが考えられるため、今後もレンタカー利用率は増えていくと予想されるだろう。

     

    特に沖縄などでは、広い土地に観光スポットが点在しているためレンタカーでの観光が一般的といっていい状況にある。実際、移動手段では61%のインバウンドがレンタカーを選択されている。またスキーやスノーボードなどのウィンタースポーツで有名な北海道でも、家族連れになることや荷物が多いことを理由にレンタカーを利用するインバウンドが多い。

     

    レンタカー業界でも、オリックス自動車が欧州大手レンタカー会社のSixt社と提携して訪日外国人向けのサービスを提供している。

     

    参照:https://inboundnow.jp/media/knowhow/20591/