2020年3月27日
カテゴリー:民泊市場 タグ:airbnb, ラグビーワールドカップ
2019年7月に日韓問題が発生して以来、日本を訪れる韓国人インバウンドは現象の一途をたどっている。中でも九州エリアは特に大きな影響を受けており、インバウンド対策の再検討まで迫られる状況だ。
日本が韓国向け半導体素材の輸出規制強化をとったことで発生した日韓問題だが、これが観光業界に与えた影響は「リーマンショック級」といわれている。実際JNTOが2表した2019年の8月~9月の韓国人インバウンド推移を見ると、8月では30万人以上だった韓国人観光客数が9月には20万人近くまで落ちている。9月のインバウンド市場全体の伸び率がラグビーワールドカップの影響で5.2%プラスになっていることを考えると、日韓問題のもたらした影響は相当大きいものだといえる。
今回の日韓対立による影響は、数値だけで見れば2008年のリーマンショックを上回っている。影響が「リーマンショック級」というのも、決して大げさとはいえない。
韓国から距離的に最も近い九州地方は特に打撃を受けたが、日韓の経済的なつながりや文大統領の発言が世論から反発を受けたことにより、現在はやや落ち着いてきているようだ。
参照:https://inboundnow.jp/media/knowhow/21031/