• 休暇と仕事を両立した「ワーケーション」、自治体ぐるみでの誘客広がる

    2020年4月5日

    カテゴリー:民泊市場 タグ:,

    近年働き方改革の一環として、仕事と休暇を組み合わせる「ワーケーション」という新たな働き方が注目を集めている。例えば、普段都市圏で働く人が職場を離れ、通信環境の整ったリゾート地などで休暇を満喫しながら、リモートワークを行うというものだ。

     

    ワーケーションはWork(仕事)とVacation(休暇)を混ぜた造語だ。ゲストが旅先に長く滞在できるのはもちろん、受け入れる地域も恩恵があるため誘客の取り組みが広がっている。企業側にとっては長期休暇を取るハードルが下がる、地元に規制しやすくなる、移動が安価になるなどが大きなメリットだ。また観光客の滞在が長期化し地元経済への恩恵も期待できる、地方の人材活用ができるという点では、観光客の減少に悩む自治体にもプラスとなる。

     

    実例としては、自社サービスの宣伝に併せてワーケーション導入を行っている東京都内のIT企業「ベルフェイス」がある。同社のワーケーション受け入れ先はサーフィンや青島神社で有名な宮崎市・青島で、今年10月にも社員4人が訪れている。

     

    全国規模でみると、和歌山や長野などがワーケーションの受け入れ先として注目されている。また九州では長崎県五島市や鹿児島県伊仙町・錦江町が、観光の閑散期となる冬場にワーケーション事業を計画するなど、自治体規模での誘客も始まっている。

     

    参照:https://digital.asahi.com/articles/ASMC63RKTMC6TNAB004.html?_requesturl=articles%2FASMC63RKTMC6TNAB004.html&pn=5