• 学生のインバウンド向けガイドが人気に。訪日客に歴史や魅力を発信

    2020年4月26日

    カテゴリー:民泊市場 タグ:,

    近年、地域を観光する訪日客を対象とした大学生ガイドが増えている。こうした学生たちの取り組みはインバウンド対策に貢献するだけでなく、学生にとって貴重な外国人交流・異文化交流の機会にもなる。加えて語学のトレーニングや、就職活動で自信を表現する話題を得られることもあり、学生にとって外国語でのガイドはメリットが非常に多い。

     

    実際に広島県の広島県立大学では、宮島に観光に訪れた訪日客を学生がガイドする取り組みが行われている。この取り組みは同大学の宮島学センターが企画し、毎年一回開催される「ガイド実習」と呼ばれる授業だ。実際に学生が英語で訪日客をガイドし、世界文化遺産である厳島神社の成り立ちや景観を守るための工夫などのエピソードの説明を行う。加えて学生たちの新たなる取り組みとして、観光マップの作成にも着手している。

     

    また、東京経済大学と国分寺市が提携し、学生が市内を案内する「ぶんじコンシェルジュ」をスタートしている。同大学の学生がJR国分寺駅にある案内所で、訪れた人への対応を行うというものだ。

     

    日本で増加するインバウンド需要に対し、通訳案内誌の数は絶対的に不足している。そのため、このような学生のガイドへの取り組みは、こうした課題の開所につながる可能性を秘めているといえる。

     

    参照:https://inboundnow.jp/media/news/21866/