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千葉市が5月2日に予定していた花火大会「幕張ビーチフェスタ2020」（第42回千葉市民花火大会）を急遽中止にすることを発表した。今回の開催中止は新型コロナウイルスの感染拡大であり、事前準備やプロモーション、企業協賛に支障があると判断された結果だという。
同花火大会は昭和40年から千葉市が開催している歴史ある花火大会で、毎年訳30万人の動員が見込まれる。今年は東京五輪と開催時期が重なるため、5月に前倒ししての開催が決定していた。また2020年は東京五輪の開催により警備員の確保などが困難になることから、千葉市以外の地域でも、全国的に花火大会が中止・前倒しとなっていた。関東地域だけでも10箇所での花火大会が時期を前倒しして行われているが、千葉市での中止を受けてほかの大会も中止になることは十分考えられる。
現在、新型コロナウイルスの影響で中止となった花火大会は「幕張ビーチ花火フェスタ 2020」のほか、「越後妻有 雪花火2020」（2/29 新潟県）、「嵐山さくらまつり 花火大会」（4/4 埼玉県）、「夜・梅・祭 2020」（3/14 水戸の梅まつり）の3か所。また3月28日に予定されている「名港水上芸術花火」（愛知県）では開催10日前に開催の可否を判断するとしているほか、「大曲の花火－冬の章－新作花火コレクション2020」（秋田県）は当初の3月開催の予定を改めている。
2020年は東京五輪の開催期間前後に花火大会が集中する形となったが、今後も新型コロナウイルスの影響による開催中止は増えそうだ。
