• 民泊利用者、2か月連続で減少。届出件数増加の裏で

    2020年4月16日

    カテゴリー:民泊市場 タグ:,

    観光庁から発表された2019年10月~11月分の住宅宿泊事業(民泊)の実績により、「延べ宿泊者数」が2調査連続で減少していることが明らかになった。今回の結果は86万185人泊となり、前回(8~9月)比で11.6%減となっている。

     

    民泊を含まない宿泊旅行統計調査では、10月から11月にかけてやや数字が落ち込む傾向にある。今回の現象は一概に民泊特有のものとは言えないが、ピーク時を含む8月の調査でも減少傾向が見られているため、ほかの要因の影響もあるとみられている。

     

    第一に考えられるのは、韓国からの宿泊者数の大幅減少したことだ。実際、宿泊者ベースでの韓国人旅行客は前回調査時に比べて52.8%減少している。ほかにも民泊から旅館業、または簡易宿所へと転用した物件に訪日観光客が流れている可能性や、ホテルなどが増えた結果民泊に人が流れなくなった可能性もある。

     

    宿泊者数の現象とは裏腹に、届出住宅数は2万件を突破。観光庁からの定期報告によれば、毎月1000件程のペースで増加を続けており、「利用者が減っている」という実情とはつじつまが合わない。

     

    民泊を含む宿泊業界からは、今後も目が離せない。

     

    参照:https://minpaku-univ.com/news/14682/