• 経産省、「危機関連保証」を初めて発動 新型コロナウイルスによる被害を受けた企業が対象

    2020年4月28日

    カテゴリー:法律・条例 タグ:, , ,

    3月11日、経済産業省は新型コロナウイルス感染症の影響による中小企業の資金繰りがひっ迫していることを鑑み、融資額の100%を保証する「機器関連保証」を発動した。本保証は経産省の創設以来発動された例はなく、令和2年3月10日に発表された「新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策-第2弾-」を踏まえて実施されている。

     

    危機関連保証とは、大災害や経済危機といった際に信用保証協会が通常の一般保証の限度額の2.8億円およびセーフティネット保証の補償限度額2.8億円とは別枠で、さらに2.8億円を追加保証し、借入債務の100%を保証する制度だ。指定条件は「最近1か月間に売上高等が前年同月比で15%以上減少し、かつその後2か月間を含む3か月の売上高等が前年同月比15%以上減少することが見込まれる」場合となる。

     

    加えて、一般の枠とは別枠で借入債務の80%を保証する「セーフティネット保証5号」についても、3月6日に指定されていた40業種に加えさらに316業種を対象とする措置も取られた。

     

    危機関連保証は3月13日に官報にて告示されたが、それ以前から各信用保証協会において事前相談の受付が始まっている。現在の指定業種はこちら(https://www.meti.go.jp/press/2019/03/20200303002/20200303002.html )から確認可能だ。

     

    参照:https://airstair.jp/coronavirus-crisis/

    https://www.zenshinhoren.or.jp/others/nearest.html

    https://www.meti.go.jp/press/2019/03/20200303002/20200303002.html