• Airbnb、民泊企業から「シェアリングの総合企業」へ事業転換

    2020年4月8日

    カテゴリー:民泊市場 タグ:,

    民泊仲介世界最大手である米Airbnbはかつて、民泊プラットフォームの運営企業として大きく普及した。そのAirbnbが近年、民泊企業からシェアリングの総合企業へと大きく舵を切っている。

     

    同社は世界的に知られるユニコーン(企業価値が10億ドル以上の非公開企業)にまで成長し、2020年にはIPOに乗り出すと予想される。この成長の大きな要因はまぎれもなく民泊事業であり、今後もさらなる拡大が予想されている。

     

    しかし同社は近年、民泊以外にも新しいシェアリングサービスの仲介に次々と着手している。その一つが、ゲストに宿泊所ではなくツアーなどの機会を提供する「体験」カテゴリだ。「体験」にはすでに様々なカテゴリが追加されており、例えば動物と触れ合う「動物(アニマル)体験」や、2~10日の旅行を伴う「アドベンチャー」などがある。

     

    また最近新たに「料理」が追加され、すでに75か国・3000件を超えるグルメを予約することも可能になった。報道発表で同社は、ホストとゲストが一緒に料理を作るという体験を通じて食卓を囲むことで、人とのつながりを感じてもらいたいとしている。

     

    すべてのカテゴリには共通して「人」の存在が欠かせない。そのため無人で運用できるカーシェアなどの分野に参入していくかはまだわからないが、いずれは運転スキルをシェアするライドシェアなどに参入していくかもしれない。

     

    参照:https://minpaku-univ.com/news/14505/