2019年9月ごろから、オーストラリアでは大規模な森林火災が続いている。被害が深刻化する状況の中、民泊仲介大手のAirbnbが有志のホストと協力し、宿泊施設を一時的に無償で提供するプログラム「OpenHomes(オープンホーム)」を開始している。
公式サイトにはすでに300件以上の物件が無償提供の対象として紹介されており、被災者や避難者はもちろん消火や救助などを担当する救護退院なども利用できる。対象期間は、2020年1月1日から同月16日までだ。
オープンホームの実施は今回が初めてではなく、過去にも何度か実施されている。例えば、2018年に発生したハワイのキラウェア火山噴火の際や、2016年の熊本地震の際にもオープンホームプログラムが行われ、被災者や救護隊員の一時の住まいとなった。
同プログラムで受け入れられたゲスト数は約3万人以上で、難民の一時避難施設や災害視線の一環としての取り組みが進んでいる。