海外メディアが、民泊仲介世界最大手のAirbnbが新たに資金調達を検討している可能性を報じている。同情報はAirbnbの関係者からのリークによるもので、今回の資金調達は新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、損失がかさんだことが原因だという。
報道によると、Airbnbはすでにベンチャーキャピタル(VC)や民間の企業、投資家などにアプローチを始めている。Airbnbの今年の損失額である数億ドルを埋めるような形で、1億から10億ドルを調達する方針だ。
Airbnb葉今年IPO(新規株式公開)を行うという行動計画を立てていたものの、新型コロナウイルス等の影響により業績が悪化したため、同計画が修正になる可能性は非常に高いといえる。
またこのような厳しい状況はAirbnbに限った話ではなく、民泊・宿泊仲介サイトは全体的に厳しい状況が続いている。予約サイトは主に宿泊予約の際に発生する仲介手数料を収入源としているが、渡航制限などの影響もあって世界的に予約数自体が激減している現在、売り上げにも影響が出ると考えられる。WHOが「パンデミック」と称する程の今回の事態により廃業する施設が増えれば、感染が収束した後にも影響が出ることは間違いないだろう。