• 中国発の民泊サイト「自在客」新型コロナウイルスの影響で廃業へ Booking.comにも影響出る恐れ

    2020年5月7日

    カテゴリー:民泊市場, 海外 タグ:, , ,

    中国の大民泊サイト「自在客(ジザイケ)」は、8月31日以降に廃業することが明らかになった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて民泊事業における業績が不審になり、今後続けていくにはダメージが大きすぎるための判断だという。

     

    新型コロナウイルスの影響で民泊利用者が激減したことを受け、同社はこれまでの数か月間、人件費の削減やプラットフォームの運営コスト削減に取り組んでいた。しかし、将来的に今後の業績の回復が見込めないと判断されたため、廃業に至ったという。

     

    自在客はホストに対し、8月31日以降の予約をキャンセルせざるを得ない状況だと説明。それまでは予定通りに営業が可能であること、またこれまでに発生した宿泊料金の決済締め切りは、12月31日まで延期となる可能性があるも併せて述べている。この対応について同社は、決済を勝手に延期してパートナー施設契約を結んだホストに謝罪する意思を表明した。

     

    自在客は民泊黎明期からBooking.comと連携しており、Booking.comの集客に自在客を使っていた事業者も多くいた。また自在客はBooking.comの決済代行なども担っていたため、今回の廃業でBooking.com側にも影響が及ぶ可能性は十分にあるといえる。

     

    参照:https://minpaku-univ.com/news/15047/