• 千葉銀行、音楽スタジオ付き民泊に出資 古民家事業の支援融資制度を利用

    2020年5月6日

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    千葉銀行は、実施している「ちばぎん古民家事業支援融資制度」の第1号として、千葉県内に本社を有する株式会社こみんに対する融資を行うと発表した。

     

    同制度は、千葉県または千葉県に隣接する地域において古民家を理容・活用して地域の観光振興や雇用創出につながる事業を行う事業者向けの融資制度だ。最長3年間の元金返済据え置期間が設定されている点が、他県の融資制度と大きく異なるとしている。今回の株式会社こみんに対する融資の期間は20年で、融資金額は2500万円。資金使途としては「古民家回収資金」とされている。

     

    こみん社は今回の融資で、県内の長南町において空き家となった古民家を回収して、県内初となる音楽スタジオ付きの古民家民泊施設である「ゲストハウス 蓮 REN」をオープンする予定だ。古民家の残る里山の魅力を後世に伝えるということを事業目的にしていたこともあり、今回の融資の対象となった次第だ。

     

    千葉銀行側は今回のこみん社の取り組みに対し、過疎化の住んでいる農村地域に宿泊者を呼び込むことで、地域経済を活性化させ、賑わいを取り戻すことができると期待している。また里山の保全や景観の維持にもつながり、社会の持続可能性を示すモデルになる可能性もある、との評価をしている。

     

    参照:https://minpaku-univ.com/news/15028/