• 面白法人カヤックとくらつぐ、業務提携 鎌倉の古民家を民泊施設として開業

    2018年12月7日

    カテゴリー:民泊市場 タグ:

    11月14日、株式会社カヤックと古民家再生・民泊運営を手掛ける株式会社くらつぐと業務・資本提携を行ったことを公表した。今回の業務提携の目的は、鎌倉での古民家再生事業と民泊運営事業とのことだ。

     

    くらつぐは、古民家総合プロデュース企業として、全国の古民家再生や古民家資源活用による地域活性化支援・宿泊施設企画を行っている。一方、「面白法人」という肩書で有名なカヤックは2002年から鎌倉に本社を置いており、地方創生事業の一環としてシティプロモーションを支援するなど、地方を盛り上げる活動を進めている。

     

    くらつぐは今回の提携により、カヤックおよび個人投資家数名から約5000万円の資金調達が決定しており、第1号案件として鎌倉市内の古民家(1885年築)をリノベーション下高級民泊施設「鎌倉 古今」のオープンを予定している。さらに、2020年までにあと2件の施設をオープンする方針だ。またカヤック側は、くらつぐによる鎌倉エリアでの事業支援・物件の発掘・PRやブランディング事業・提携先の紹介などに取り組んでいく。

     

    全国各地域の再生・リサイクル事業を担っている「全国古民家協会」によると、全国には約128万人もの古民家があるという(2018年6月時点)。観光庁はこういった背景をもとに、「歴史を活用した観光まちづくり連携推進室」を立ち上げ、古民家などの歴史的な遡源を活用したまちづくりや宿泊施設を核とした地域を書くとした地域の活性化促進に取り組むことを公表している。

     

    独創的なアイデアで様々な企業とともにウェブ事業を展開してきたカヤックと、鎌倉を拠点として不動産産業を手掛けてきたくらつぐ。両社の強みを生かして、どのような古民家活用事業が行われていくかに期待だ。

     

    参照:https://min-paku.biz/news/kayac-kuratsugu-kamakura.html