• TOEIC960点レベルの翻訳プラットフォーム登場。民泊業界など、他分野への提供始まる

    2019年6月13日

    カテゴリー:関連サービス タグ:

    「イノベーティブな機械翻訳」をテーマに法人向けの多言語翻訳サービスを提供している株式会社みらい翻訳がこの度、新たな多言語翻訳のプラットフォームを提供することを発表した。本サービスは2017年に提供開始された同社の製品「Mirai Transfer」を、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)との共同研究によりTOEIC960点と同レベルまで向上させたというものだ。

     

    今回の共同開発により改良された翻訳エンジンは、学習データの増量・前処理の追加などの改善が入り、翻訳精度が向上している。最終的には実務上の文章においても、プロの日本人翻訳者とほぼ同じレベルの翻訳結果を記録するほどの結果を得ることができた。正確さではわずかに劣るものの、手軽に翻訳を取り入れたいという現場においてのニーズは高いといえるだろう。

     

    現在、2020年の東京五輪に向けての準備や外国人の受け入れが進む中で、日本国内でも多言語対応サービスのニーズが高まっている。民泊や飲食店などの各種施設やあらゆる業種でも、翻訳サービスの整備が急がれているというのが現状だ。

     

    今回提供されるプラットフォームでは、翻訳技術をライセンスやAPIサービスとして提供しされる予定。今後は医療分野など、必要性が高い分野を優先して提供されるとのことだ。

     

    参照:https://inboundnow.jp/media/news/7326/