10月7日、ホテルチェーン世界2位の OYO Hotels & Homes(オヨ・ホテルズ&ホームズ)はシリーズFラウンドで新たに15億ドル(約1620億円)を調達することを発表した。
今回のラウンドでは創業者で最高経営責任者(CEO)のリテシュ・アガルワル氏が保有するRA Hospitality Holdingsが760億円(7億ドル)を追加出資したほか、残りの860億円相当をソフトバンクグループのソフトバンクビジョンファンドなどの既存株主が参加している。
OYO Hotels & Homesは2013年設立のホテルチェーンで、現在は客室数ランキング上位の大手ホテルチェーンを追い抜いて世界第2位のホテルチェーンへと成長している。また同社はこれまでの資金調達を行っており、2018年9月にはSVFやベンチャーキャピタル大手の米セコイア・キャピタルなどから1,100億円(10億米ドル)の資金を新たに調達している。加えて2019年のはじめにも2160億円の投資をインド競争委員会から承認されている。
OYOの急速な成長は海外での事業拡大によるものが多く、これまでも中国・インドネシア・イギリス・アメリカで大幅な事業展開を行ってきた。今回の調達で得た資金は、欧州での新たな事業拡大に充てられるとのこと。