2018年10月28日
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今年3月末、民泊予約サイトSTAY JAPANを運営する株式会社百戦錬磨と、日本航空株式会社(JAL)は秋田県仙北市と協業し、「農泊」をテーマとした旅行プランである「農泊ダイナミックパック」を発売した。現在注目が集まっている「農泊」とは、農村や漁村などにおいて、日本ならではの生活体験や地元の住民との交流を行う、という滞在型の旅行である。
一言に農泊といっても、できることは地方や地域によって様々。伝統的な住宅・古民家に宿泊するのはもちろん、地元でしか味わえない料理を堪能する、直売所で買い物をする、田植えや稲刈り、漁の体験をする、あるいは工芸品作りなど、できる体験は幅広い。
また政府も、この農泊を支援する動きを見せている。現在政府は、農泊が地方創生の大きな柱となると見越して、2005年に「農山漁村余暇法」を改正し、これを施行した。この法律は、農泊を開業するために必要な規制を緩和するというものである。また、2016年からは農泊の営業者対象が拡大され、農林漁業に従事していない人でも農泊を営むことができ、法律の規制緩和の恩恵を受けることが可能となった。
現在、日本という国を挙げて取り組んでいる一大事業である地方創生。新たに農泊という概念ができた事で、地方活性化に良い影響をもたらすことを祈りたい。