• 中銀カプセルタワー マンスリーマンションとして復活

    2018年11月3日

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    10月22日より、東京都中央区にある「中銀カプセルタワー」の一室をマンスリーマンションとして利用できるプロジェクト「マンスリーカプセル」がスタートする。この中銀カプセルタワーとは、建築家の黒川紀章が設計した、世界初のカプセル型マンションである。

     

    2015年9月までは民泊として貸し出されていたが、その後貸し出しが禁止となっていた。しかしそれまでは、Airbnbの集計する世界の人気宿泊先TOP40にまでランクインし、日本で唯一の選出物件となるなど、注目度は高かった。民泊としての貸し出しが禁止されたものの、存在感はいまだ健在。Airbnbの主催する体験サービスなどを通じて、中銀カプセルタワーにはいまだツアーの申し込みが絶えないそう。

     

    そんな中、1か月からカプセルを賃貸できる「マンスリーカプセル」が始動する。物件のコーディネートは無印良品が担当し、賃料は12万円(敷金・礼金なし、光熱費込み)となっている。懸念されるのは民泊新法によって届出が必要になった点だが、こちらはマンスリーマンションとしての扱いになるため、一応は問題をクリアしている。

     

    世界的にファンが多い中銀カプセルタワーだが、築45年ということもあり老朽化が進み、一時は解体もあり得たという。一方で、今回のプロジェクトでは見学ツアー・リノベーションされたカプセルへの投資を通じて、カプセル保全に向けた活動を目的としている。

     

    参照:https://airstair.jp/airbnb-nagagin/