2019年1月23日
カテゴリー:民泊市場 タグ:
昨今、中国系のホテル予約サイトでホテルの客室が架空販売される問題が世間を騒がせている。しかし、今度はまた別の宿泊サイトで問題が発生した。
問題が起きたサイトは、タイに拠点を置くホテル予約サイト「HotelQuickly(ホテルクイックリー)」だ。同社の公式Facebookによれば、2018年11月から支払い済みのホテル予約が強制的にキャンセルされる事象が発生し、12月に入ってからも被害状況が悪化しているという。サイトレビュー投稿サイトには軒並み低い評価が付けられ、被害状況を訴えるレビューの書き込みが後を絶たない。現在は宿泊予約も停止しているとのことだ。
今回問題が発生した理由について、同社は公式Facebookページで「ホテルサプライヤーによる予期せぬトラブルによるもの」と釈明している。返金についてもクレジットバウチャー(取り消し伝票)にて払い戻しをすると発表しているが、返金方法がそれのみに限られることに混乱が生まれている。
観光庁は、2018年12月に、オンライン旅行サイトのTrip.comで発生していたホテル在庫の架空販売に関する事件ののち、海外OTA等の旅行サイトに関する利用上の注意喚起を行った。Trip.comの一件は事実内容の確認と、対応策についての続報が伝えられたことで鎮静化したものの、新たな火種が絶えない。
参照:https://airstair.jp/hotelquickly/
https://airstair.jp/kankocho-tripcom/