• インバウンド観点でみる「2025年大阪万博」

    2019年1月3日

    カテゴリー:民泊市場 タグ:

    11月24日、2025年の万博開催都市が大阪に決定した。大阪での開催は1970年以来、55年ぶりになる。

     

    しかし、当然ながら55年前と現在では世の中の状況が大きく異なっている。

    例えば訪日外国人数。1970年当時の訪日外国人は85万人、2017年は2869万人と、違いは歴然だ。また、1970年当時の入場者数の内訳では外国人は170万人(およそ全体の2.6%)であり、万博を訪れたのはほとんどが日本人だった。

     

    また、宿泊施設の環境も大きく異なる。1970年次では最もメジャーな施設は旅館であり、ホテルは当時、全国合わせても約400件しかなかった。一報現在ではホテルが主流で、多くの民泊施設や仲介サイトが存在する現在とは、状況はまるで違う。

     

    2025年の大阪万博では、開催会場となる夢洲に6か月で訪れる入場者の規模は、およそ3000万人(来場需要は2800万人)と予想されている。過去の大阪万博では約6421万人と、当時の日本人口のおよそ6割が訪れた。

     

    しかし、最後に開催された愛知万博でも2005年と、今からおよそ13年前。訪日外国人数は増加の一途をたどっており、2018年には3000万人に達する見込みもある。これを考えると、2025年には未知の領域の達する可能性もある。

     

    2度目の大阪万博も、良い意味で期待を裏切るイベントになり、関西から日本の成長をけん引できるような一大イベントになることが期待できる。

     

    参照:https://airstair.jp/expo/