• ADARA、ラグビーW杯中の旅行者動向予測を公開。

    2019年10月30日

    カテゴリー:民泊市場 タグ:, ,

    旅行データの分析・解析を展開するADARAはこの度、今年日本で開催されるラグビーW杯の開催時期のインバウンド動向についての分析結果を公開した。

     

    本データは大会中に訪れる外国人客の数、属性、滞在日数などを同社の旅行者分析ツール「ADARA Impact」で集計したものとなる。これによるとラグビーW杯主要参加国である豪州や欧州などからの訪日客数は通常時で、全体の5~20%を占めている。しかし開催期間中である9月から11月にかけては、全体のおよそ50%にもなると予想された。

     

    またW杯の主要参加国から訪れる旅行者の滞在日数は、平均で2週間以上という集計結果になった。観光庁の発表による「訪日客の平均滞在日数」は2017年で5.2日ほどである事を合わせて考えると、通常時よりも滞在期間がかなり長くなることが期待できる。

     

    加えてヨーロッパ訪日客の富裕層は通常時で13.5%だが、ラグビーW杯中だと16.9%に上昇する。これらの富裕層は宿泊費や交通費(飛行機のファーストクラスなど)にかける費用が大きいと想定でき、訪日客一人当たりの消費額を底上げする事にもつながると考えられる。富裕層向けのサービスや施策も重要となりそうだ。

     

    自社のみならず企業間でのデータの共有を行っているため、本データはインバウンド対策の貴重な資料となることが予想される。

     

    参照:https://inboundnow.jp/media/news/19921/