9月23日、Carstay株式会社はキャンピングカーを含む車中泊が可能な車を共用・シェアできる新サービス「バンシェア」を10月下旬にも開始することを発表した。Carstay株式会社はこれまでにも、全国にある民家などの駐車場や空き地を車中泊・テント泊スポットとして検索・予約・決済できるシェアサービス「Carstay」をリリースしている。
「バンシェア」では、キャンピングカーやバンなど車中泊に適した車をシェアすることができる。ユーザーは大きく使わない間に車を貸し出す「ホルダー」と、必要な時に好みのバンを使いたい「ドライバー」の2つに分かれ、それぞれをマッチングするというものだ。
同サービスでは、利用者が旅程や車の手配、体験・宿泊拠点の予約を同一サービス内で行えるほか、共同使用契約により従来のレンタカーよりも安くキャンピングカーを利用できる。またバンの登録は無料で、大人1名以上が快適に宿泊できることが条件となる。
「Carstay」のサービスは2019年1月から始まっており、車中泊スポットは現在120か所ほどとなった。しかし同時に、車中泊に興味があるが設備がないユーザーの声も集まっていたことから、この度のサービス提供に至ったという。
日本国内のキャンピングカーの年間利用期間は平均で約25日。日本各地でキャンピングカーの保有台数は増えているものの、そのほとんどが遊休状態にある。今後同社は2020年の東京オリンピックにおける宿泊スタイルの一つとして車中泊を広めていくとの方針を明らかにしている。