• 日本政府、韓国の一部地域からの訪日客を入国拒否 コロナウイルス感染の影響

    2020年4月24日

    カテゴリー:法律・条例 タグ:, , ,

    日本政府は、韓国で新型コロナウイルスによる感染が急拡大していることを受け、入国拒否措置の対象となる地域に韓国の大邱(テグ)市と隣接する慶尚北道(キョンサンプクト)を新たに加えることを決定した。この措置は過去2週間以内に同地域に滞在した外国人を対象に、2月27日午前0時ちょうどから実施される。

     

    26日に首相官邸で開かれた新型コロナウイルス感染症対策本部で、安倍首相が実施を表明。背景には韓国で2月19日以降、大邱市及び慶尚北道の一部地域で感染例が急拡大し、韓国での感染者数が合計1146人(2月26日9時現在)にまで増えたことがある。

     

    これを受け、韓国政府は機器警報を「深刻」に設定。大邱と慶尚北道を「感染症特別管理地域」に指定し、警戒を強めた。一方の日本も水際対策を強化するため、出入国管理法に基づいて韓国の一部地域での入国拒否を行う運びとなった。

     

    韓国ではここ数日で感染が急拡大している。現時点での入国拒否は韓国の大邱市と隣接する慶尚北道での滞在歴がある外国人が対象だが、今後ほかの地域へ拡大する可能性は十分考えられる。韓国の訪日客数は2019年の合計数3188万人のうち558人を占めており、959万人の中国に次ぐ規模だ。中国・韓国・台湾と、訪日客数のトップ3の国が軒並み渡航規制がかかったため、インバウンド市場への影響は計り知れないものとなることが予想される。

     

    参照:https://airstair.jp/goverment-korea/