2019年5月5日
カテゴリー:民泊市場 タグ:
民泊仲介サイト世界大手のAirbnbが、インド発のホテル・不動産ベンチャーの「OYO(オヨ)」に1~2億ドル(日本円で約110億~221億円相当)の投資を検討していると、海外メディアが報じている。この投資が合意に至った場合、AirbnbはOYOに10億ドルを投資したソフトバンク、セコイア・キャピタル、滴滴出行などの投資家たちと名前を並べることとなる。
Airbnbは2019年から2020年にかけて新規株式上場(IPO)を予定しており、それに向けた準備を加速している。昨年末にフランスの民泊運営代行サービス「Lucky Homes」、2019年1月にはスペース予約サイトの「Gaest」、直後の3月にはホテル予約アプリ「HotelTonight」を買収するなど、IPOを前に周辺サービスの買収や出資を増やしている。
Airbnbが発表したレポートによると、インドでのリスティング数は2018年に52%増加、中国106%の増加となっている。一方今回の投資先であるOYOは、インドで2013年に創業したホテル・不動産ユニコーンで、世界全体で約46万室の客室を保有している。加えて2019年1月の時点で中国の280都市に26万室を提供している。Airbnbはインドや中国で急成長を遂げているが、OYOはそれを超えるペースで拡大を続けている。
アジアでの成長著しいインドと中国での物件を拡大し続けるOYOに出資するメリットは、Airbnbにとっても大きいといえるだろう。
参照:https://airstair.jp/airbnb-oyo/