2019年6月21日
カテゴリー:民泊市場 タグ:
政府は現在、城を改装して宿泊所にする「城泊」の普及を目指し、各地域の取り組みを支援している。政府は今回その対象として、長崎県平戸市にある平戸城の改修事業に7000万円の出資をすることを発表した。平戸城の改修は来夏をめどに実施され、これを「城泊」の1番目のモデルとして訪日客などを呼び込み、観光事業の活性化を図る方針だ。
今回の施策では、平戸城に宿泊施設としての設備を加えることを目的としており、具体的には耐震補強、水回りの整備などの改修工事が施される予定だ。この工事に要する費用は、施設としての面積や規模の大きさから1億4000万円にも上る。今回政府は、その半額の7000万円を「地方創生推進交付金」として援助する。
平戸城は江戸時代に一度焼き払われた後1718年に再築城され、また昭和37年には模擬天守なども再生されている。現在も、高台にある平戸城からは平戸の港や市街地を一望できるため、今回の改修で魅力が広まる可能性は十分にあるといえる。
「城泊」は欧州で人気があつまっている、城や宮殿を改装したホテルに端を発している。日本ではもっぱら観光するだけのものとなっている城だが、今回の取り組みで城泊が普及すれば、より多くの集客も期待できるだろう。
参照:https://inboundnow.jp/media/news/7387/