2019年9月30日
カテゴリー:民泊市場 タグ:airbnb, booking, インバウンド, ゲストハウス, ビジネスホテル, ホテル, 京都, 合法民泊, 大阪, 旅館, 旅館業, 日本, 民泊, 民泊新法, 特区民泊, 簡易宿泊所, 関西
5月21日、世界民泊仲介サイト大手Airbnbは新たに「ヘリテージ旅行」のサービスを導入することを発表した。本事業は米カリフォルニアの23andMeと提携し、同社の専門とする遺伝子検査の技術を活用して行われることになる。
「ヘリテージ旅行」とは、ゲストが自分のルーツ、つまり先祖が住んでいた土地を訪ねるという新たな旅のスタイルだ。23andMeが世界で初めて開発した、DNAから先祖を特定するという技術により先祖の故郷を知ることができる技術のなせるわざといえる。
今後はAirbnbのサイト内に23andMeのページが開設され、先祖のルーツを巡る旅のリコメンデーション機能が加わる。ゲストはこのページでDNA検査を行い、3~5週間待てば結果が出る。そして先祖の故郷への旅のおすすめプランが提案されるのだ。
ヘリテージ旅行は自分のルーツを知ることができる一方、現在の技術では欧州以外のルーツの場合の制度が十分でないこと、またプライベートな情報を知られることになるなどの問題も抱えている。移民の国であるアメリカはともかく、アジア大陸や東南アジア、太平洋から渡ってきたといわれる日本人には、ルーツを意識する機会は少ないだろう。しかし旅をして、ご先祖様が眺めた景色を見ることは、新たな自分探しの機会になるかもしれない。
参照:https://min-paku.biz/news/airbnb-23andme-heritage-travel.html
https://press.airbnb.com/heritage-travel-on-the-rise/