新型コロナウイルスの感染拡大防止や旅行者の健康確保のため、観光庁所管の日本政府観光局(JNTO)が民泊施設などに対し訪日客向けコールセンターの周知協力を呼びかけている。外国人ゲストに対しコールセンターの利用を推進し、有事の際には医療機関の早期受診につながるようにするためだ。
JNTOの運営する同コールセンターは、「Japan Visitor Hotline」という名称で365日24時間対応を行っている。日本語・英語・中国語・韓国語の計4か国語に対応しており、電話番号は050-3816-2787だ。また宿泊施設などには、官公庁ホームページの該当部分(Dear Travelers to Japan, Japan National Tourism Organization (JNTO) operates a visitor hotline 24 hours a day, 365 days a year. )からチラシをプリントアウトし、施設内にて掲載してほしいとの意向を示している。すでにJNTOは空港や駅、バスターミナル、旅行会社、ホテルや旅館、観光施設に向けて掲載の協力を呼びかけている。
JNTOは訪日客の健康確保や感染拡大を食い止めるため、コールセンターの存在を認知してもらい、外国人旅行者の早期の医療機関受診へとつながる接点を作ることの重要性について言及している。